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アントレプレナー育成プログラム

今、社会で求められるのは“起業家精神”
(アントレプレナーシップ)。

アントレプレナーイメージ

「就職をめざしているから」「私は理系だから」
それらは決して“起業について学ばない理由”にはなりません。
新たなビジネスの創造に挑戦する起業家(アントレプレナー)は、社会に変革をもたらし、次の時代を切り拓く力を生み出します。
だからこそ企業でも、こうした起業家精神あふれる人材が強く求められています。
なかでも理系学生には「専門知識+起業家精神により、科学・技術を社会の問題解決につなげる」という期待が寄せられます。
そこでKSCでは、文理の境界を越え、起業家精神を育む独自のプログラムを構築。
卒業後に自らのアイデアで起業することも視野に入れた、
“起業を実践する” という、従来の大学という枠をも越えた学びを実現します。

アントレプレナー育成プログラム概要

01 関学オリジナル正課科目

理系も文系も、起業に必要な知識やスキルを基礎からじっくり身につける。

本プログラムでは、アントレプレナーシップを育てるための4つの学び「AI活用人材育成プログラム」「KSC分野横断科目群」「ベンチャー起業家講座」「ベンチャービジネス演習」を、正課科目の授業として展開。KSCの理系4学部と総合政策学部、それぞれに向けたカリキュラムで、文理を問わず、起業に向けた知識やスキルを確実に養います。

AI活用人材育成プログラム

起業家の必須スキル「AI活用」を
IBMとの共同による最先端プログラムで
文系でも基礎から確実に修得できる。

今や起業の公式は「X×AI」。すなわち、新しいビジネスを生み出すには、X(何か)とAI(人工知能)とを組み合わせることが第一と考えられるほど、AIの重要性は高まっているのです。そこで本学では、日本IBMとの共同開発による「AI活用人材育成プログラム」を2019年より全学で開講。文系学生にもわかりやすく、AI技術やデータサイエンスの基礎知識からビジネスへの応用まで、AI活用に必要な知識やスキルを段階的に積み上げる学びを展開。AI活用の実践に挑戦するPBL(課題解決型学習)にも取り組みます。

AI活用人材とは?
詳しくはこちら

KSC分野横断科目群

理系専攻分野と経営学とをあわせて学修。
「科学・技術」を社会の問題解決に
つなげる力を養う。

総合政策学部で開講されている経営学系の科目群を、「分野横断科目群」として理系4学部の学生も履修できるようにしています。これにより理系の学生も、会計やマーケティング、経営管理など、起業や新規事業に欠かせない経営関連の知識を基礎からしっかりと身につけることが可能です。下記の8科目のうち、4科目(8単位)を修得すれば修了証を取得できます。まさに「文理横断キャンパス」だからできるシステムです。

KSC分野横断科目(総合政策学部提供)

経営学/会計学/経営戦略論/経営管理論/経営組織論/マーケティング論/国際企業論/プロジェクト評価論

ベンチャー起業家講座

理学部が開講する科目で、理系学生が科学・技術を実社会の課題解決に結びつけるための知識や考え方を身につけるための学修を行います。ベンチャー企業で株式上場を果たしている本学出身の起業家12人を講師として招き、リレー講座を展開。ビジネスモデルへの理解を深めます。

授業内容一例(シラバスより抜粋)

KLab(株)(東証一部)(真田哲弥会長)
テーマ:世界初のモバイルコンピューティング開発秘話から次世代プラットフォームまで
(株) イルグルム(東証マザーズ)(岩田進社長)
テーマ:学生時代に起業した先輩事業家
(株)サンワカンパニー(東証マザーズ)(山根太郎社長)
テーマ:建築業界にイノベーションを
(株)ブレインアシスト(麻田祐司社長)公認会計士、元エディオン常 務、上場会社社外役員など
テーマ:上場だけがゴールではない M&Aという選択肢
(株)トワール(浜野裕希社長)非上場 若手のどベンチャー代表
テーマ:運を掴むためには - 論理と感情のバランス

受講生の声

「まず周囲の幸せから」という視点を学び、
自らのリーダーシップも見つめ直す機会に。

高田 真緒 さん(1年生)

さまざまな困難を乗り越えて事業を立ち上げ、目標や目的をもって進んでいく起業家の方々の講義を聞き、その姿勢や人間性にいつも尊敬の念を抱いています。なかでもある起業家の方の「自分が幸せになるためには、まず周りの幸せから」というお話に強く共感しました。周囲の幸せを考えればそのために自分がどう行動すべきかの答えが見え、その成果は自分に返ってくる。この考え方は、いま取り組んでいるアカデミックコモンズプロジェクトでどうリーダーシップを発揮していくかなど、私自身の普段の活動にも良い影響を与えてくれています。

まるでドラマみたいな数々の貴重な体験談が
授業で毎週繰り広げられるのがすごい!

岩橋 真央 さん(1年生)

ドラマのような起業家の方々の体験談を、本やネットでなく、毎週授業でじかに聴けることに驚きながら、楽しく勉強ができています。特に感銘を受けたのは「お客様が満足されるサービスを提供できた時も、そこで終わりにせず、それをふまえて次の発展的なサービスへとつなげていこう」といった、住宅設備のネット販売を手がける社長のお話です。僕もWEBを活用したコンテンツビジネスに挑戦しているので、とても参考になりました。あと、起業家のみなさんの共通点として「行動力と度胸がすごい!」と感じます。そこも見習っていきたいですね。

【KSC分野横断プログラム】ベンチャー起業家講座 教授&学生インタビュー動画

ベンチャービジネス演習

総合政策学部が開講する科目です。実際に起業家として社会で活躍している同学部の卒業生5人ほどが講師として来学。オムニバス形式で、学部の後輩たちのために自らの実体験に基づいた起業ノウハウや実務情報の提供を行います。先輩たちの姿と、自分たちの将来のイメージとを照らし合わせながら、リアルな学びが得られます。

02 起業体験ができる課外プログラム

自分たちのビジネスプラン実現に向け、起業を体験し、その実践スキルを磨く。

Kwansei Gakuin STARTUP ACADEMY
for KSC

「学習×実践」の積み重ねで
経営スキルを徹底的に学びとり、
起業家への最初の一歩を踏み出す。

起業に必要な実践スキルを養う正課外プログラムです。2017年から西宮上ケ原キャンパスで開講されている「STARTUP ACADEMY」を、理系の学生が学びやすいよう、KSC向けにアレンジしました。下表のサイクルを繰り返し、机上の学びだけでなく、実際に事業を運営する「学習×実践」による「本物の起業体験」を積み重ねます。最終クールでは、卒業後に実際に取り組みたい事業プランの作成に挑戦。西宮上ケ原キャンパスではすでに1〜2期生で合計4社の法人を設立し、売上1億円を超える例も出ています。

起業するまでのイメージ

修了生インタビュー

03 ビジネスピッチコンテスト

客観的評価を通して自らの実力や課題を確かめ、レベルアップへとつなげる。

学生たち自身が立案したビジネスプランによる学内コンテストも積極的に開催。西宮上ケ原キャンパスで起業について学んでいる学生たちとも競い合い、お互いを高め合う機会となります。

Hult Prize On Campus
Hult Prize On Campus

“学生のノーベル賞”と称される「Hult Prize」は、世界の学生による起業アイデアのビジネスコンテスト。毎年、SDGsに関連するテーマが設けられ、10回目となった昨年は120ヵ国以上から参加者が集まりました。この大会に関西学院大学代表チームとして出場するメンバーを選出するコンテストを、学内で実施しています。

Kwansei Gakuin PITCH CONTEST 写真
Kwansei Gakuin PITCH CONTEST

「Kwansei Gakuin STARTUP ACADEMY」の修了者、「Hult Prize」の関西学院大学代表チーム、ほか学内ビジネスコンテストでの受賞者などが参加。先輩にあたる本学出身の起業家たちの前で、自らのビジネスプランについてピッチ(短めのプレゼンテーション)を行い、評価を受けるコンテストです。

PICK UP

次世代のビジネスの担い手となる起業家に、資金面などのバックアップを行う個人の投資家を「エンジェル投資家」と言います。
本学のアントレプレナー育成プログラムでは、起業して株式上場(IPO)を果たした本学卒業生たちがこのエンジェル投資家となり、母校で起業をめざす後輩学生に総額30億円もの資金提供を行う予定。下表に示す通り、これまでに実際に数多くの起業家や経営者を輩出してきた実績を持つ、本学だからこそ実現できるプランです。

起業家育成に力を入れてきた
関西学院大学の実績

一部上場企業 社長の
出身大学ランキング

全国9位(37人)

朝日新聞出版『大学ランキング』2020年版より

関西私立大学1

関西大学10位/同志社大学12位/立命館大学28位

東証マザーズ上場企業社長・
出身大学ランキング

全国3位(7人)

『プレジデント』2018年10月1日号より

関西1

京都大学・大阪大学7位/
関西大学12位/同志社大学22位

IPOアントレプレナー
100人創出プロジェクト

2016年からスタートした「IPOアントレプレナー100人創出プロジェクト」。学院創立150周年にあたる2039年までに、アントレプレナーシップに基づいて自ら事業を起こし、IPO(Initial Public Offering=株式上場)を行う卒業生を100人輩出することが目標です。KSCアントレプレナーシップ育成プログラムも、このプロジェクトの一環として大きな力が注がれます。

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