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「貪欲に学び、教養を備えて」池上彰氏が講演、神戸三田キャンパス再編記念イベント

2021.5.13

#TOPICS

文理横断で学ぶことは、今後の人生を豊かに

神戸三田キャンパス(KSC)が2021年4月、新設の理系4学部(理・工・生命環境・建築)とリニューアルした総合政策学部の5学部体制に再編されたことを記念する講演会が5月10日、ジャーナリスト池上彰氏を招いて開かれました。池上さんは「大学時代に何をなすべきか」をテーマに、「人生100年時代。どれだけ新しいことを学ぶかが、今後の人生を豊かにします。その力を身につけるのが大学です。KSCは文系・理系の垣根を越えて学びを深められます。未来を担う皆さんは、貪欲に学んでほしい」と語りかけました。KSCのVI号館101教室とオンライン併用で実施し、オンライン385名を含む約630名の学生・教職員が聴き入りました。

みずみずしい感性と好奇心 新しいものを創出

講演会のテーマは本学からの依頼でした。挨拶に立った村田治学長は「大学時代に何をなすべきかというのは、私が大学生の時からの普遍のテーマ。大学生活を有意義に送れるかどうかで、卒業後の人生に決定的な違いが生まれる。コロナ禍やSoceity5.0、DXの時代を生き抜くため、みなさんは他者との違いを理解したうえで、自分を主張できる強さや資質とは何かを考えてほしい」と話しました。  池上さんは約1時間講演。「受け身の姿勢では得るものはありません。貪欲に学びたければ、大学は応えてくれるでしょう」と話したうえで、「みなさんは”コロナ世代”と言われるようになる。感染症によって世の中が分断された転換期を生きています。歴史をつくる当事者として、みずみずしい感性と好奇心をもって、自分たちにしかできないものを創出してほしい」と促しました。

世界市民へ、教養として聖書を学ぶ

講演後の質疑応答では、会場から多くの手があがりました。総合政策学部の男子学生は「大学時代に学んできてよかったことはありますか」と質問。池上さんは「金融や経済、外国為替の知識です。また、実社会に出てからは宗教の大切さを感じています。世界を理解するうえでは欠かせません。真実はあなたを自由にするという聖句があるよう。関西学院の学生として、聖書を学んでみてはどうですか」と提案しました。

会場の学生からは「大学生になってまだ1ヶ月しか経っていないが、自ら積極的に学習していくことが大事だと改めて思った。この4年間で学べることは学んでいきたい」という声が聞かれました。オンラインで参加した学生の一人は「これからの日本と世界の在り方、そして自分がそれにどのように関わっていくべきか考える機会を持つことができた。これからは社会においての生徒ではなく学生という役割を最大限に活かして勉学に励み、より良い世界を創っていこうと思う」と述べました。

◆開設記念イベントは、池上さんの講演会を含めて3回を予定しています。
14日(金)に建築家・隈 研吾氏による講演「ポストコロナ時代の建築と都市」(オンライン)があり、18日(火)にはYouTuber「ヨビノリたくみ氏」を迎えて5学部教員と「KSCでできる分野横断の可能性について」のトークセッションを開催します。

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