
森林イベントで使う
「木のテント」を製作。
建築学部 建築学科
荒木美香研究室(後編)
高島市森林組合のイベント『Re-Woods 森とあそぶ一日』でブースとして使用する「木のテント」の設計・製作を任された、建築学部・荒木研究室の学生たち。これまで学んできた構造計算の知識も駆使し、デザイン性と確かな強度を両立させた設計図を完成させた後、次はテントの材料となる木材の加工をするため製材所へ。そして出来上がった木材をイベント会場に運び、いよいよ組み立て。初めての実製作で、思い通りにできないこともたくさんありましたが、大工さんの協力も得てようやく「木のテント」が完成。森林組合や来場者の方々からも好評で、学生たちも「何より、自分たちが作ったものを実際に使ってもらえたのがうれしい」と、確かな手応えを実感できました。


木組みでつくるテント●ボルトや金物を使わず、工具不要で組み立てられるのがポイント。接合部は簡単に部材が外れない仕組みにするなど、工夫を凝らしています。
大径材でつくるテント●育ちすぎて幹が太くなった「大径木」の活用法として提案。じゃばらに組んだアーチで、インパクトのあるデザインが会場でも注目されました。
(作図:建築学部 井上日南子さん)