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通常の恒星は中心部で熱核反応をおこし、その熱エネルギーを圧力として自己の重力を支えていますが、核燃料が尽き、自己の重力を支えることができなくなると「重力崩壊」を起こします。この重力崩壊により、極めて強い重力が中心に発生した天体を「ブラックホール」と呼びます。その重力により、光も脱出できないため、直接見ることは不可能とされています。そこで、ブラックホールの強い重力に引き寄せられるガスなどの物質を観測する、間接的な手法で研究が進められています。天体の終わりであるブラックホールの謎を解き明かすことは、銀河や宇宙の成り立ちの解明に繋がると期待されています。
学べる関学の学部・学科
DEPARTMENT学べる研究室
LABORATORY理学部 物理・宇宙学科
重力理論研究室
岡村 隆 教授
理学部 物理・宇宙学科
理論天文学研究室
楠瀬正昭 教授
ブラックホール周辺には、非常にエネルギーの大きなプラズマが存在します。プラズマからくる電波やX線、ガンマ線を通してブラックホール周辺の物理的な環境を調べています。
教員紹介ページへ理学部 物理・宇宙学科
南極天文学研究室
中井直正 教授