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社会性昆虫とは、集団をつくり、そのなかに階級があり分業が行われているような昆虫を指します。体表的なものとして、シロアリ、アリ、スズメバチ、ミツバチなどが挙げられます。集団内の個体間の連絡、集団の構造や秩序の維持のために、昆虫自身の分泌する物質が働いていることが知られていて、例えば、アリの足跡を仲間に伝える物質や外敵の襲来を知らせる警報物質、ミツバチの女王が巣内で1匹になるよう調整する女王物質(ロイヤルゼリー)、シロアリの各階級の比率を一定に保つような物質などがあります。これらの物質を「フェロモン」と呼び、近年では、この方面についての研究が活発になされています。
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LABORATORY生命環境学部 生物科学科
化学生態学研究室
北條 賢 准教授